気ままな自由人

過去の備忘録やその時々の雑記など

アパレル生産管理って

こんにちは、前回ちょこっと私の経歴の中で生産管理のお話を

触れさせて頂きました。

 

アパレルの職種に関して、販売員や営業、マーチャンダイザーディストリビューター

デザイナー、パタンナーなどの職種が比較的耳にする事が多いかと思うのですが、

生産管理と言う職種もあるんです。

 

生産管理とは、デザイナーが企画してパタンナーが図面を作ります。

それをサンプル依頼したり、工場に発注したりする仕事です。

 

工場の得手不得手を把握、製造ラインや縫製工賃を確認しながら、

工場を選定発注する仕事です。

 

企画で決まった、生地や裏地、ボタンやファスナーの発注などもメインの業務です。

縫製仕様を理解して、工場との打ち合わせも行います。

その上で、納期の設定もします。

 

諸々と発注に関わる仕事なので、諸費用の交渉も行い会社で設定されている

原価に収まる様に調整します。

 

意外と責任が大きなポジションで、生地や素材の発注ミスがあると、

全く違う商品が完成してきます。。。

 

生地や資材は基本的に品番やコード、必要数(mやpcs)を計算するので

万一色間違いすると、黒のジャケットに赤色の裏地。

ファスナーやボタンの色が違う、ボタンが足りない。

発注数より異常に多いや、足りないなど様々な問題が発生します。

 

なので、デザイナーやパタンナーと仕様書を確認し、

色展開や附属品の数や配色なども把握しないとです。

勿論、デザイナー、パタンナーが発注品番を間違う事もゼロではないので。

 

私は主に、上記の内容を管理してましたが、

メーカーによっては生地などの開発にも携わる様です。

モノづくりの裏方です。

 

華やかな仕事ではありませんが、製品となったモノが

想像より良くなった時には、結構嬉しかった記憶がありますね。

 

その他の職種とはまた違う面白さがあります。

ただ、あまり評価されるポジションではないです。

 

原価を基準値に抑える。

安定した納期を保つなど、

仮にトラブルがあっても予定通りに進める事がミッションである為、

成果の様な事は計りにくい職種です。

 

私は、ある程度の実績を元に次のステップに移った為、

職種を突き詰める事はしませんでしたので、

生産管理としてのキャリアはそれほど積みませんでしたが、

 

その後の話はまた次回にしたいと思います。